12月12日(土)
15:00/19:00
薩摩琵琶+対談


 

 

第7章『古典を看(み)る』with 橋本治(作家)
第3回『雪晴れ』

六世紀半ば、仏教とともに海をわたり日本に伝来した琵琶。長い歴史のなかで琵琶は音色を変え、姿を変えながら日本人の心を奏でてきました。薩摩琵琶奏者・友吉鶴心が開く伝統と現代の融合の扉。
『花一看』第7章では、作家・橋本治氏を招き、演奏曲(約15分)と対談(約45分)をお届けします。
1994年、「不器用な男の美学」をテーマに『ヴェニスに死す』を共作した出会いから、「古典の新作」をコンセプトに『城壁のハムレット』『日本海海戦』など、十作品の琵琶音楽の作詞/作曲に取り組んできた二人。
第7章『古典を看(み)る』では、改めて薩摩琵琶の古典曲に焦点を当て、それぞれが解釈する「古典」を見つめます。
それは、現代における琵琶音楽の生き様を探求する旅でもあります。

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photo: Gerhard Klocker

友吉鶴心
薩摩琵琶奏者。1965年浅草生まれ。幼い頃より様々な伝統芸能を学び、両祖父の偉業である薩摩琵琶の継承・発展を志し鶴田錦史に師事、祖父の名跡を世襲。伝わるものを正しく守り、新しいものを創り出す姿勢を志し、古典曲はもとより国内外で様々なジャンルとセッションを重ねる。近年の活躍としてNHK大河ドラマ『天地人』他、スペシャルドラマ『坂の上の雲』にて琵琶指導/出演、デーモン小暮閣下との共演による『琵琶絵巻』、作家橋本治との共作による「古典の新作」他多数。2009年9月、演奏曲3曲を収録した初のDVDが発売。
台東区<たいとう観光大使><アートアドバイザー>。日本大学芸術学部音楽科講師。

LINK: 友吉鶴心/花一看
LINK: 友吉鶴心


photo: おおくぼひさこ

橋本治
1948年東京生まれ。イラストレーターより小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等、あらゆるジャンルで精力的な活動を行う。『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作、『双調 平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。

 

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