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この物語はあなたのなかにずっとあったものですか? それともフィルムを制作することになって生まれたのですか?


私は生まれつきのストーリーテラーです。頭の中にたくさんの物語があります。それらはいつでもどこでも飛び出してきます。
フィルムに登場するキャラクターたちのいくつかは、もう長い付き合いです。月に住むしっぽのない猫や、ささくれた枝のような鼻をした悪魔とか。どちらのキャラクターも私の作品の中や周辺で息をひそめていました。物語の一部もそうです。なのでゲイの栗鼠のアイデアがかたちになり始めたとき、動画の新作フィルムを作るというアイデアとともに、すべてがいっしょに育っていきました。

私はしっぽのない猫の人形を持っています。私が 3 歳のときにもらった編みぐるみの猫で、私といっしょに世界中を旅しています。これさえあれば、どこのホテルの部屋でも自分の居場所になります。そして私はいつでも栗鼠がだいすきでした。「栗鼠時代」を過ごしたことさえある私は、長いこと栗鼠の絵だけを描き、栗鼠になりたがっていました。 4 歳のときです。両親はちょっと心配していましたよ。

 

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