エアシガレット・プロジェクト Air Cigarette Project |
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最後の一服のための応急処置 1:ニューヨーク・シングル 2001 |
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コンセプト:
エリザベス・コップフは長年に渡りヘビースモーカーだった。2001年に仕事でニューヨークへ行き、アメリカの厳しい喫煙規制と禁断症状に直面する。そして彼女は、初めてのエアシガレットを生み出すこととなるオリジナルアイデアを思いつく。エアシガレットは、禁煙環境での緊急事態で使用するためにデザインされ、彼女には効果があった。エアシガレットを吸うことは、ポジティブな楽しみを増幅するセラピー的な効果があることに気づいたのだ。 同僚たちもこのアイデアが気に入ってプロジェクトを支持したため、彼女はこのコンセプトを次の段階へ進めた。中国のデザイン雑誌に20本入りパッケージのデザインを、エアシガレットポスターをバルセロナのデザイン会議に、さらに最近では5千本の手製エアシガレットを中国でのアートビエンナーレのために作成した。 今や熱心な禁煙者として、強い社会的な道義心を持った個人としてのエリザベスは、サッピの協力のもと、初のニュースペーパー・シガレットを公開し配布する。20本のエアシガレットと箱がサッピペーパーに印刷されている。利用者は切り抜きタバコを貼り付ける。「ストロング・ヴィエニーズ・エアシガレット」の喫煙者が吸うのは、他でもなく純粋な空気である。 この禁煙キャンペーンは新聞広告、街頭の広告塔によって支援され、そしてウェブサイトでは絶望的な喫煙者がダウンロードしてプリントし、自分用のエアシガレットを作ることができる。 エリザベスは「喫煙を止めるための救急手当」をテーマにオーストリア赤十字に熱心に働きかけた。新聞を受け取った人は、喫煙を止め、それにより浮いたお金をオーストリア赤十字に寄付することを呼びかけられる。
アイデア、コンセプト、デザイン、コピーライツ:エリザベス・コップフ
New York Single 最初のエアシガレットは、NY3日間の出張の際、厳しい禁煙環境の中
China Chic 中国のデザイン雑誌『Lighter』のためにデザイン、制作した
Barcelona Puff 2003年にバルセロナで開催された汎ヨーロッパ グラフィックデザイン会議『グラフィック・ヨーロッパ2003』において新進デザイナーとしてノミネートされた折に、新しいエアシガレットのセットをポスター状にデザイン。エアシガレット3つ目のデザインにして個人的にも禁煙に成功!
Long Life Air Cigarette 一方の端を墨にひたした手製のエアシガレット5,000本を水平に並べ、筆で描いた一本の線を表現。 広東省水墨画ビエンナーレにおけるインスタレーション
Strong Viennese Air Cigarette 2004年大晦日と2005年年明けに大手新聞「Der Standard」に あなただけの楽しい一服を作ってみよう! スモーカー限定
箱を切り取る たばこを切り取る たばこを巻く のりづけする 火をつけないように!
Inspiration Air Cigarette for Europe オーストリアがEU議長国となった2006年にデザイン。
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