福島の梨園から

2012年 8月18日(土)15:00より

一階/二階席ともに満席となりました
カフェ追加席のみ受付
(カフェにはマイクで音声が聞こえます。姿は見えづらいです)

お話:阿部一子さん
聞き役:鈴木一琥
 写真:ダイトウノウケン

参加費:1,500円(1ドリンク付)

※スペースに限りがありますのでご予約をお願いします※
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ギャラリー・エフでは、福島県でナシ農園を営む阿部一子(あべ いちこ)さんをお迎えして、東日本大震災、それに続く福島第一原発事故から現在までの葛藤、農園での取り組みなど、その生の声を聴く会を開催いたします。命と生活を脅かされながら、その土地に留まるという決断。福島からのひとつの声と出会う機会に、ぜひお集まりください。

阿部さんは、エフにて毎年3月の東京大空襲記念日にダンス公演を開催しているダンサー・鈴木一琥が、幼少期より個人的な付き合いのある方で、講演者ではなく一般の農家の方です。
鈴木は、写真家ダイトウノウケンとともに今年4月に飯館村を、6月に福島市の阿部さんの農園を訪れ、身内としての原発被災者の苦悩に直接触れました。距離を経て首都圏に届く不確かなニュースとは違い、その土地で生きる人々の覚悟を知ることには、身を切られるような痛みとやり切れなさがありました。
近しい関係だからこそ語られる阿部さんの言葉に、私たちはまず耳を傾けることから始めたいと思います。

 


阿部一子(あべ いちこ)さん:
1954年福島県原町市(現南相馬市)生まれ。90年より、連れ合いの実家の農業を継ぐために福島市に移住。現在、梨1.1ヘクタール、米1ヘクタールを作っている。両親は現在も原発から20.1kmの所に二人で暮らす。今年二月、仲間とともに「ふくしま土壌クラブ」を結成。放射能汚染と正面から向き合い、最善策を模索しながら栽培に取り組んでいる。