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12月開催のイベント ギャラリー HOME

 

上村雄高
『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち 2014 春〜秋 』
写真

201411月28日(金)〜 2014 4月5日(日)

@ ギャラリー・エフ 浅草 カフェ/バー壁面にて
火曜休
カフェ/バー営業時間内のご利用時にご覧ください



ムク|比曽地区

2011年3月の福島第一原発の爆発事故により、原発から30〜50km圏にまたがる飯舘村は高濃度の放射性物質に覆われた。一ヶ月を超える混乱ののち、村は全域が避難指示区域に指定され、全村民6千人以上が今も居住制限下にある。避難先の仮設住宅ではペットとの同居が禁止されており、犬猫たちは四年近くも「あたりまえの暮らし」が失われた場所で帰宅のままならない飼い主を待ち続けている。

除染作業によって農地や森林は剥ぎ取られ、フレコンバッグに詰め込まれた汚染土がピラミッドのように積み上げられてゆくなかで、様々な危険に晒されながらも生き抜く猫たち。村での給餌活動を続ける "猫撮る" 写真家・上村雄高が見つめた過酷な原発災害の地、2014年春から秋にかけての新作プリント14点をカフェ壁面に展示。

 


あなたや僕の家で暮らす犬や猫と同じように、喜怒哀楽を持つ愛おしい存在が今も同じ空の下で生き続けています。
「原発事故の影響で人が住めなくなった飯舘村には、およそ200匹の犬とおよそ400匹の猫が取り残され、飼い主の帰りを待ち続けています」
ニュースでは数字に置き換えれてしまう犬や猫たち、しかしその1匹1匹が唯一無二の存在。
僕はそんな1匹1匹に光をあてていきたい。

上村雄高

うた|飯樋地区 背後にフレコンバッグ

上村雄高 かみむらゆたか]

1971年生まれ。東京在住。B型。
ウェブ制作会社勤務、ネットショップ経営を経て2009年にフォトグラファーに転身。
ペット雑誌での猫の撮影や東日本大震災の被災者・被災動物の取材撮影などフォトグラファーとして活動の場を広げている。
自宅には猫が10匹いる。

2009年3月 東京写真学園/写真の学校 卒業
2012年 DAYS JAPAN 第3期フォトジャーナリスト学校受講

猫撮るブログ 飯舘村給餌レポート
Yutaka Kamimura photojournal 飯舘村給餌レポート(2012年)
あなたの猫撮る ご自宅でペットの写真を撮影
ねことる商店 Call My Name 新作ポストカード&カレンダー販売中

Twitter y_kamimura
Facebook 上村雄高


 

会場|ギャラリー・エフ 浅草
所在地:東京都台東区雷門 2-19-18[地図

☆展示は併設のカフェ/バー壁面です☆

江戸時代末の慶応4年(1868)、江戸の商業地として栄えた浅草雷門に建てられた土蔵を再生したアートスペース。国内外のアーティストたちの展覧会を開催する他、音楽、伝統芸能、パフォーマンス、講演会など、幅広い表現の場として活用されている。カフェ/バーを併設して1997年にオープン。1998年文化庁登録有形文化財に登録。

[2014年春の本展示]『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち

[関連記事]
 Time Out Tokyoオンライン

出口は見えない – 飯舘村の人と犬猫の今(2014.12.19)
文/写真:上村雄高
明かりが消えた村 – 飯舘村の命の記録(2014.3.10)
写真:上村雄高 文:Izumi

[関連記事]
Call My Name 1|小春
text:上村雄高

[展覧会紹介記事]
東京新聞5月2日付朝刊したまち版
オンライン記事 >>

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