2002

2001.12.26 - 2002.1.14
柏木白光
空(くう)の世界−墨MANDALA

書・曼陀羅


白光は旅をする

導かれるまま、心のおもむくまま
未だ見ぬ空を目指す

山、空、海
白光を待つのは森羅万象

天と地のはざまで魂が呼応し
墨はその魂に命を与える
言葉は舞い降り、かたちは飛翔する

そしてまた、白光の旅が始まる

 日本の伝統芸術である「書」を新しい視点で捉えた「墨アート」を展開する柏木白光。
魂の導かれるまま旅を続け、大地に紙を広げ、そのエネルギーを詩に、文字に、絵に表現する。書道という枠にとどまらず、あらゆる出会いにより降臨する心象風景を筆に託す。
  書道界を離れた92年より、墨による絵と詩で独自の世界観を展開。既成の概念にとらわれることのないその活動 は、ジャンルを越えた芸術とのコラボレーション、そして日本舞踊を取り入れたライブパフォーマンスなどに広がりをみせている。また、「国際交流書道展 翔夢」を国内外で開催し、書のパフォーマンスを通じて国境や宗教を超えた調和のメッセージを発信している。
  『空の世界〜墨MANDALA』では、93年から94年にかけ、曼陀羅の世界を学ぶために滞在したネパール、インドで描いた作品と新作を展示。「空」をテーマに、時と空間を超えた世界を「墨アート」と光のインスタレーションによって創出。

 

ライブペインティング・パフォーマンス

12月31日 23:30〜
特別参加ディジュリドゥ奏者 松崎暁天

 

ライブペインティング・パフォーマンス vol.2

1月14日 20:00〜
特別参加パーカッション・グループ ロト・ボンバ

書家 柏木白光



01.12.1 - 02.1.10
Xchange Project
谷口雅雄
聖書という名のテキスト 機能としてのグラフィック・デザイン
in Amsterdam at Conscious Dreams

produced by Mahiro/ Gallery ef
cooperated by Conscious Dreams/ Amsterdam
work printed in Japan/ ART ARIAKE

すべての作品のテキストは聖書からの引用です。
すべての文字は日本語です。
文字は意味を伝えるためにデザインされた記号です。
日本語は表意文字と表音文字から成り立っています。
シンプルなフォントは文字の意味だけを伝えます。
デザイン化されたフォントは文字にイメージを付加するための記号デザインです。
レイアウトはフォント化された文字のイメージを伝達するための配置デザインです。
洗練されたレイアウトによってテキストはそのイメージを増幅します。
グラフィック・デザインは、意味とイメージをメッセージとして伝達します。
グラフィック・デザインはコミニュケーションのための機能です。

Conscious Dreams Amsterdam


 

ライブイベント
4.17/ 20
友吉鶴心
花一看

薩摩琵琶

6世紀半ば、仏教とともに海をわたり日本に伝来した琵琶。長い歴史のなかで、琵琶は音色を変え、姿を変えながら日本人の心を奏でてきました。『 花一看』は、薩摩琵琶奏者友吉鶴心とともに、琵琶の歴史を ひもときながら「日本の美」を見つめていきます。

photo: Gerhard Klocker

第1回
テーマ「海を渡った楽器たち 〜琵琶楽の誕生と奈良・平安の物語」
演奏曲目『敦盛』

logo design: Gallery ef

浅草出身の薩摩琵琶奏者・友吉鶴心が、伝統楽器の奏者としての新たな決意とともに、浅草から発信するイベント『花一看』。年に一度、能舞台で開催されるソロコンサート『花一期』とは異なるスタイルで、より身近に琵琶の音に親しみ、また楽器や歌、時代背景にまつわるお話も交え、琵琶と日本の文化をともに知っていただく会です。
1年に4回のペースで開催される『花一看』は、季節ごとに曲目を選び、講話のテーマでは奈良時代〜現代までを大きく4つに分け、その時代背景と楽器の変遷をたどります。

「脚元を見つめる」という意味を持つ「看」をタイトルに、友吉鶴心の新たなステージが浅草で幕を開けます。各回20名限定のスペシャル・イベント。土の蔵のなかで、薩摩琵琶の持つ勇壮さと繊細さ、奏者の息づかいまでをお楽しみください。

花一看アーカイヴ
薩摩琵琶奏者 友吉鶴心



ギャラリー・エフ5周年企画展
日本イスラエル国交樹立50周年記念公式イベント
4.25 - 5.19
シャロン・ゲルショニ

Silent Nature

写真

後援イスラエル大使館/富士写真フィルム株式会社
協力ミサトオフセット印刷/アーチスト・スペース/柏木白光/ben graphique

シャロン・ゲルショニは、イスラエルに広がる雄大でもなく豊かでもない、ただそこに在る質素でシンプルでドライな風景を撮り続けてきました。特殊な現像技術を用い、風景のなかのあらゆるディテール、あらゆる光と影とを彫刻のように浮かび上がらせたその作品群には、人間の目が決してとらえきることのできない無数の生と時のドラマが刻まれています。

 

時を止めることによって、立ち止まり、小さな生命のドラマ(little drama of life)を深く見つめる。足元にころがっている石のひと粒でさえ、この世の全ての美のメタファとなりうることを彼女の作品は静かに伝えます。

これまで画面のなかにあえて動きを取り入れず、静物画としての風景を表現してきた彼女が、日本で撮りためた作品のなかで初めて動きを表現しました。 蓮の浮かぶ池、その表面に小さな虫が描いた波紋です。水面は鏡のように現実世界を映し、その下にも存在する現実世界を隠します。 どちらも現実でありながら、目に見える光の世界と目に見えない暗闇の世界とに分けられます。 そして彼女のフォーカスは、美しく咲き誇る大輪の花のみではなく、そこに存在するすべての命のドラマ、すべての実像と虚像のうえにおかれます。洋の東西を問わず、聖なるものや美の象徴としてあがめられてきた蓮の花は 彼女にとって、見えるものと見えないもの、現実と空想との境目に浮かんだ 答えのない希望であり、目に見えないものを現実世界へと導き出す入口なのです。

世界に紛争の恐怖と緊張が走り続けるなか、人々が立ち止まって見つめ、 感じるべきことは何か、見出すべき希望とは何か。

イスラエルの草原、荒野の風景と、日本で撮影した蓮の池、約20点を展示。

 



7.3 - 9.1
王超鷹 トンパ文字展
風流 風情

トンパ文字/篆刻/写真

 チベット、インド、ミャンマーと国境を接する中国・雲南省には、 独自の風俗、文化、宗教を育んできた少数民族たちがいます。 そのひとつであるナシ族は、厳しい自然の支配する麗江県で生活しています。 山々を縫うように流れる幻の河、金沙江。 ヒマラヤ山脈へと続く、霧に包まれた王龍雪山。 眼下に揚子江を臨みながら、切り立った断崖絶壁の続く虎跳峡。 幻想的な風景が織りなす世界は、ナシ族に固有の死生観をもたらしました。

 魂を響かせ合い、運命に導かれて最愛の伴侶に巡り会ったナシ族の男女は、 たがいに手を取り合いながら、母なる自然にその肉体を返すのです。 天国でも、地獄でもない、もうひとつの世界へ、自分たちの魂が旅立つと信じて。
 王超鷹は、彼らの言語、トンパ文字によって、ナシ族たちの伝説を物語に綴りました。 王超鷹によるトンパ文字「風流 風情」展では、約6000字のトンパ文字によって綴った 物語の原画、そしてトンパ文字による篆刻を展示。また、写真家・馬放南による、 ナシ族の生活や雲南省の自然を記録した写真も同時展示します。

王超鷹 プロフィール

1958年中国上海生まれ。工芸職人の登竜門である上海美術工業中学を卒業後、工芸絵画部門に配属され、剪紙(切絵)を中心に工芸職人としての道を歩み始める。
1976年、弱冠18歳、史上最年少で中国全国工芸美術展に入選。79年、工芸美術設計師となる。とりわけ篆刻の技術は高く評価され、中国を訪問する政治家などの篆刻を数多く制作する。
1987年来日、武蔵野美術大学大学院修了(視覚デザイン学)。
92年、日本の商業デザインに感銘を受け、上海図書館で日本の商業ポスターに関する展示を開催。98年には、企業のCIデザイン、経営コンサルティングなどを手がけるPAOSNETを創業。

著書に『篆刻』『トンパ文字ポストカード エスニック』(ともにマール社)、『新型多効能家具』『日本現代広告芸術』(上海図書館)『世界CI選』(上海辞書出版社)など多数ある。96年、長年あたためてきたトンパ文字の研究を、「トンパ文字 生きているもう一つの象形文字」(マール社)で発表。日本における「トンパ文字ブーム」の先駆けとなった。 NHKテレビ「中国語会話テキスト」(2002年4月号〜6月号)の「当代上海老百姓列伝」にてその半生を紹介される。

トンパ文字
 ナシ族の原始宗教であるトンパ教の祭司を「トンパ」と呼ぶ。 智者を意味するトンパたちが、経典を記すために使っていた文字、それがトンパ文字である。 7世紀に誕生したと言われるトンパ教。その文字も10世紀には誕生していたといわれる。 およそ1000年間にわたり、変化することなく存在してきた神秘の文字なのである。 トンパ文字の大きな特徴は、絵画性の高い絵文字を使用していること。文字の配列は、 基本的に左から右へと配置されていくが、ときに文章の上下にも配置されることがある。 文字には、書き手の個性が反映され、文章の解釈も読み手によって微妙に変化する。 絵心や感性、宗教観や教養によって生じる意味の変化を受け入れる寛容な文字である。

展示のメイン作品となったナシ族の物語『殉情物語』のタイトル。

カフェ店内

馬放南、張少俊、王超鷹による雲南省の風景写真。風にそよぐ旗をイメージして壁面に展示。

ギャラリー1階

王の友人である張少俊によるトンパ文字作品。ナシ族の神々が描かれている。

ナシ族の人々が織り、上海の子供たちがこの展示のために王と製作したカラフルなトンパ文字のタペストリー。

ギャラリー2階

ナシ族に伝わる愛と死生観の物語『殉情物語』の原画(王超鷹)37点を展示。観客はストーリーブックを手に物語を読み進める。ケース内は王超鷹によるトンパ文字のてんこく作品12点。

タペストリーに描かれた神々が会場に風(魂)を運ぶ。

 

金大偉
Music & Visual Live Show at BAR

7月7日(日)Stream of The Wind -- 風流
9月1日(日)Feeling of The Wind -- 風情

王の友人であるアーティスト金大偉によるライブ・イベント。
ナシ族の生命力や雄大な自然の風景をイメージした楽曲と金がナシ族の村を訪れ録音したオルタナティブな歌声をミックスした音楽を世界初公開でライブ演奏。「ナシ族の歌声をデジタルでミックスし現代にアレンジすることで若い人たちにもナシ族やトンパ文字に興味を持つきっかけになれば」と語る金。夏の夜風に金の幻想的な映像が泳いだ。


text: 風流 風情によせて 王超鷹 風について


ライブイベント
8.1/ 3
友吉鶴心
花一看

薩摩琵琶

第2回
テーマ「歩みだした楽器たち 〜物語の遊行、都から鎌倉・室町へ」
演奏曲目『湖水乗切』

花一看アーカイヴ
薩摩琵琶奏者 友吉鶴心



9.11 - 10.14
デイヴ・ベセリング
Dave Besseling
東京日記
"ce qui entre doit sortit" - WHAT GOES IN MUST COME OUT
ドローイング
(カフェにて)

 

ぼくは毎日、クロゼットのなかから服を選ぶように
お気に入りのカケラを身につけ、街に出る。

カナダ出身、東京在住、終わることのない旅のとちゅう。
デイヴ・ベセリング、『東京日記』。

Dave Besseling http://www.davebesseling.com

 

 

デイヴ・ベセリング『東京日記』
スペシャル・イベント LIVE TATTOO SHOW
10月5日(土)

* STARRING *
彫り師 TAKA (from Solid Tribal)
VJ Kin Taii & Mahiro
DJ Diet-Mar
モデル Olly
ガイドTogen
ヘアメイク 多田記子
特別出店 KETO (Leather & Silver work)
タトゥー・デザイン Dave Besseling

 

 

DJ、VJとの共演による、ライブでのタトゥーショー。観客数100名を越えた最強のイベント。
more pictures (デイヴ・ベセリングのページへ移動します)


10.12 - 11.16
LIVE MONTH
月夜の森

慶応4年、今から134年前に建てられた土の蔵で奏でられる音の宴。
『月夜の森』は、都会のビルの谷間にひっそりとたたずむ異空間の中で行われるスペシャル・ライブです。
蔵そのものが楽器となり、アーティストは魂と音を響かせ合う。アコースティック演奏を中心に、民族楽器から伝統楽器まで、様々な宴が開かれる月夜の森で、土と木と音のハーモニー、奏者の息づかいまでをお楽しみください。


image photo: Hideki Shiozawa

アンケートより

この蔵ごと宇宙の中にとんでいた教室みたいだった

よかったです。二階で寝ながらゆっくり聴きました。ちょっと底冷えはしたけど蔵のすてきな雰囲気の中、民族楽器のここちいい音色にうっとりききほれました。

すごかった。嫌な気持ちが吹っ飛んでしまった。

久々に本当の闇を体験してぞくっとしました。そこから自分の居場所をリセットして、 無の状態で音に酔えたので心地よかった。

目をつむって聴いていました。暗闇に音が浮かび上がっていました。

今日の気温や、おしりの下の地下鉄の音と、すべてよいふんいきでした。

赤ちゃんみたい。場所もつくりも子宮ぽくて気持ちよかった。

癒されました。会場の雰囲気と音色が調和してとてもリラックスして静かな気持ちになれました。

このすてきな空間のエネルギーが、音によってさらに増幅されて伝わってきました。

お蔵の中で、間近に演奏される方を見ながらのコンサートは今まで体験したことがなかったので感動しました。

 

10.16
講談 神田山陽

2002年8月、3代目神田山陽を襲名した講談界の奇才、気持ちも新たに新ネタで登場します。

ここがおすすめ!
エフでは、神田北陽であった98年に二度、公演を行いました。
講談って何?とぼんやりするひまもなく、思いもよらないストーリーにぐいぐいとひきこまれるその加速感は、江戸時代の土蔵からいきなり宇宙へトリップさせられてしまうかも、のまさにロケットなみ!スピード感だけでなく、あごがはずれるほど笑い、かと思えば人情の深さに知らずにほほを伝っている涙にびっくり。満席の紀伊国屋ホール公演でも大好評を博した神田山陽の豊かな話芸の世界をたっぷりとお楽しみください!

子供の頃「入っちゃ駄目よ!」という処にいって遊ぶのが大好きでした。私のまわりのヤツラは皆そうでした。押入れ、屋根裏、物置き、倉庫、サイロ、防空壕、かまくら、空き家。この蔵に入った時にその頃のことを思い出しました。それで急にここで何かやりたくなり--(後略)
98年5月『今まで言えなかった事』パンフレットより

神田山陽 公式サイト


10.24/11. 7
ロシア民謡 Ekaterina Korobova

Ekaterina Korobova
ロシア連邦チタ州出身。音楽学院でピアノ、コーラスの指揮を学ぶ。
在学中よりロシア各地を回り、様々な音楽コンテストに出演し、数々の賞を受ける。 81年から95年まで、レストランや舞踊団の専属歌手として活躍。95年に来日。ロシア語を教えながら各地でコンサートを開催、ライブハウスやレストランなどを中心に、全国で活躍中。

ここがおすすめ!
「カリンカ」「ペチカ」「一週間」「赤いサラファン」「百万本のバラ」、私たちにも子供の頃からなじみ深いロシアの歌って、意外とたくさんあります。そんな曲を中心に、ピアノの弾き語りでロシア民謡の魅力をたっぷりとご紹介します。 凍りつくロシアの青い森の月夜って、いったいどんなでしょう。なぜロシアの歌はどれもなんとなく哀しいのか、そんなお話もしてくれます。
肌寒くなってくる秋の夜に、なつかしく、あたたかい気持ちにさせてくれる、美しい歌声をお楽しみください。


11.4
ディジュリドゥ/胡弓/カリンバ他 天鼓(てんくう)[暁天+花]

世界各地の民族楽器を奏で、自然の風景を音楽にする天鼓。
心地よい風とともに、月夜の宴へ。

天鼓 2002年、赤城山夜の林でのライトアップライブで100名余の観客を魅了。暁天とPercussion花によるユニット「天鼓」が誕生する。以来各地で活躍を続けている。世界各地の民族楽器から、ここちよい音を紡ぎ出す二人。自然を心で感じ、その情景を音の抽象画として描き出す。世代を問わず聴く者をやさしい気持ちにしてくれる「天鼓」のサウンドは、様々なところで求められている。学校公演、バリアフリーイベント、現代ダンス公演での演奏、カフェ、エスニックレストラン、ギャラリーライブなど、またオーガニック服のショウ演奏も予定されるなど、今後ますます展開が楽しみなユニットである。

暁天イラストレーターとして活躍する中、インド、アフリカ、屋久島と旅を重ねる。各地で出会った民族楽器に魅了され、より高品質なものを自身で製作するようになる。漆工芸による芸術性と、プロ仕様の音質を追求した作品。それらを「天鼓」やソロ活動で演奏する一方、民族楽器講師としても活躍している

Percussion 花 アフリカンたいこ教室主宰。 中央アフリカ旧ザイール音楽のグループに4年在籍。97年CD発売。NHK「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんや、J-POPを始め様々なアーティストと共演活躍中。

ここがおすすめ!
99年秋、エフで個展を開いたアーティスト・松崎暁天。独創的なデザインと美しい装飾で創りあげるカリンバの展示のなかで、ディジュリドゥとカリンバの演奏を行ったのがきっかけで、ミュージシャンとしての活動をスタートしました。パーカッションを担当する花は、中央アフリカ旧ザイール音楽のグループに4年在籍。暁天と花のユニット『天鼓』は、世界各地の民族楽器を奏で、心に浮かぶ自然の風景、魂の旅を音楽にしていきます。
空に月のない夜、月は私たちの心にいつもより近く浮かんでいるのかも。新月の前の晩、都会のビルの谷間に大自然空間が出現します。


11.6
田島和枝

奈良時代に大陸から伝わり雅楽の中で育まれてきた「笙」。
天空から舞い降りる光の帯のような音色が響く。

ここがおすすめ!
普段、笙といえば、雅楽の演奏で、後ろのほうで「ビーン」と効果的に鳴っているのしか頭に浮かびません。しかし、道教に強い影響を受けた楽器である笙には、陰陽五行に基づいた季節ごとに「調子」と呼ばれるメロディーがあるのです。今回は、とても珍しい試みとして、秋の「調子」をすべて演奏します。
昔の人々が、笙によってどんな秋の風景や空気を写し取ったか、じっくりと堪能していただけます。  
加えて、笙の倍ぐらいの大きさの「竿(う)」という楽器も登場します。この竿は、笙と同じ頃に日本に伝わったのですが、約千年にわたり途絶え、明治時代に復元されました。笙が光の音であるならば、竿は太古の海のように、やさしく、やわらかく響く音を奏でます。  
笙によって天空から光の音が舞い降り、そして、地球の奥深くからわき上がる竿の音と出会う。太古から未来へ。音が織りなす時空を超えた空間に、身をゆだねるひとときです。

田島和枝公式サイト「むすびひめ」


10.12/11.9
パーカッション他 LOTO BOMBA

LOTO BOMBA(ロト・ボンバ)とは、スペイン語で「蓮の爆弾」の意。泥の中から空に向かって花を咲かせる蓮の花のごとく、生命力に満ちた力強いサウンドを追求。パーカッションを中心としたアンサンブルで、シンコペーションが特徴的なうねりあるサウンドを追求している。
98年からジャムセッション的に活動を始め、99年にオリジナル・メンバーが揃い、LOTO BOMBAとしてスタート。クラブやレイヴシーンでのライブを活動の場としている。

【ここがおすすめ!】
エフでは、これまでに浅草でのお祭りの夜や、書家・柏木白光とのインプロビゼーション・ライブを行うなど(2002年1月)、バーでのイベントを盛り上げてくれたLOTO BOMBAが、今回初めてギャラリー内で演奏します。
今年の夏、富士山のふもと朝霧高原での演奏で、夜空を埋め尽くすほどの月光のオーラにたっぷり包まれてきた彼ら。そのパワーを奏でる4人の魂のリズムに、蔵がどう共鳴するのかが見どころです。

LOTO BOMBA


11.10
グンデル+ボーカル Karah & tsune

バリ島の楽器グンデルとボーカルユニットの誕生。
自然の音が響きあうインプロビゼーション・ライブ。

Karah幼少の頃よりサウンド表現中毒。独唱、合唱、吹奏楽(Perc.及び指導)、朗読、作詞・作曲、ピアノ弾き語り、ジャンルにとらわれないオリジナル曲のバンド活動、即興演奏などを経て、93年、フリースタイルの音楽集団を結成。 インプロビゼイションを中心とした活動を開始するとともにオリジナル作品制作。様々なミュージシャンとのコラボレートアルバムを「Label AONEKO(ラベル アオネコ)」より発表し続けている。また日野「Soul K(ソウル ケイ)」を拠点に、ベースとピアノとともに、独特な3人の空気感を持つカヴァーバンドでも活動中。 2002年、つのだ☆ひろ氏のバンド「Lovelocks(ラブロックス)」、ポールジャクソンバンドにゲストボーカルとしての参加をきっかけに、ファンキーパンキッシュなライブ活動を再開企画中。 2002年「Karah(から)&tsune(つね)」を結成。平均律にとらわれないオリジナルサウンドを表現していく。

tsune1970年東京深川生まれ。'92よりバリ島にて現地の音楽を勉強する。その後インドネシアの代表的な竹楽器アンクルンの製作をバンドウンにて収得。'98より日本アンクルン協会の代表を勤める。現在、主にバリ島の影絵芝居に用いられるグンデルという楽器を演奏する傍ら、様々な竹楽器の製作、ワークショップ等も手がける。


11.14/16
薩摩琵琶 友吉鶴心

講話を中心に、琵琶の歴史をひもときながら「日本の美」を見つめる『花一看』第3回・秋。

第3回
テーマ「武士のSOUL 〜薩摩に生れた琵琶〜室町から江戸へ」
演奏曲目『城山』

花一看アーカイヴ
薩摩琵琶奏者 友吉鶴心


ライブイベント
12.14
友吉鶴心
花一看

薩摩琵琶

別会
テーマ
『UCHI-IRI〜討ち入りから300年〜義士たちの美学』

赤穂の浪士47名は、元禄15年(1702)12月14日吉良邸に討ち入り本懐を遂げ、義士となりました。
300年経ったこの夜、義士たちの真相にせまり、『忠臣蔵』に見る江戸の武士の美学をひもときます。

演奏曲目『雪晴れ』
討ち入りを終え泉岳寺へと向かう義士たちの頭上には、澄みきった青空が輝いていたーーー



12.15
PREVIEW
Droppin' Lyrics
(68分30秒)※英語版のみ
内野敦史

若きバイリンガルヒップホップアーティスト、シンゴ02を映像作家・内野敦史が追ったドキュメンタリー映画をプレビュー。シンゴ02の歌詞の世界にフォーカスし、 そのバックグラウンドを探ることにより、人間のアイデンティティとは何かを問いかける。

シノプシス
作者は2000年初頭、友人の紹介で初めてシンゴのライブを観る。場所はバークレーのピープルズパーク。ベトナム戦争時代、反戦運動 の中心となった場所だ。シンゴが歌っていた曲は「パールハーバー」。日本語と英語を巧みに使い分け表現する彼に作者はショックを受ける。 さっそく本人の許諾を得、ドキュメンタリー制作を開始。彼のバックグラウンド を探り、インタビューを試みる。
ある時、シンゴに誘われるままに参加したのは 全米最大級の日系人収容所テューリーレイク巡礼ツアーだった。そこで目撃したものは究極のアイデンティクライシスに陥ることになった日系人 の姿だった。シンゴはそれを五感すべてで感じとっているようだった。 作者はそこに彼の歌詞の奥深さの原因を垣間見たのだった。 その後しばらく連絡が途絶えた中、ハリウッド映画『パールハーバー』が公開され、日米で大ヒットとなる。そんな頃彼は東京でライブや音楽活動を展開していた。彼にとっては初めての日本長期滞在だった。 そして2001年9月11日。世界中の人々が震撼する出来事が起こった。作者はメールで彼に連絡。この事件を彼がどう感じているのか知りたかった。やがて歌詞「my nation」が送られてきた。

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